レジェンドレスラーのAJスタイルズが、ゴールドバーグ、ジョン・シナ、そして自身を引退へ追い込んだグンターの現在の起用法に疑問を示しました。キャリアキラー路線には限界がある一方、WWEに不足する「明確なヒール王者」に最も適した存在だと評価しています。
キャリアキラー路線が抱える限界
番組では、共同ホストののトニー・ジャイルズが、レスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスによる「ゴールドバーグ、シナ、AJを引退させた後の展開は失敗だった」というグンターへの評価を紹介しました。AJは、これに一定の理解を示しながらも、結論を保留しています。
正直、わからない。失敗だったのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。何を目指していたのか、俺にはわからないんだ。対戦する全員を引退させることはできないからね。
AJは、相手のキャリアを終わらせるというグンターのキャラクター自体を否定していません。しかし、この特徴だけで通常の抗争を続けることは難しく、対戦相手が引退しない試合でも脅威を維持できる方向性が必要だと考えています。
現在のWWEに必要なヒール王者
一方、ジャイルズからグンターを王者候補としてどう評価するかを問われると、AJは強く支持しました。SummerSlamで組まれている主要な王座戦には明確なヒールがいないとし、グンターにしかない役割を指摘しています。
セス・ロリンズとローマン・レインズにも、彼らに対抗する明確なヒールはいない。パンクとコーディにも、本当の意味でのヒールはいない。グンターは、観客から本気で嫌われるヒールだ。
グンターは現在、SmackDownのGMを務めるニック・オールディスと抗争しています。Saturday Night’s Main Eventでは、オールディスの介入によって統一WWE王座戦へ近づく機会を逃し、両者の対戦がSummerSlamで正式に決まりました。
オールディスは2023年にWWEへ入団してから初めて試合に出場します。WWEはグンターが過去1年間にゴールドバーグ、シナ、AJを引退させた実績を対戦カードの背景として挙げていますが、オールディス戦が同じ結末になるかは示していません。
グンターの今後はどうなる?
AJは、WWEがグンターの起用に失敗したと断言しているわけではありません。むしろ、引退試合を重ねて作られたキャリアキラー像を、通常の王座戦線へどう接続するのかが難しいと指摘しています。その答えとして提示したのが、現在のWWEでは珍しい、観客から明確に嫌われるヒール王者という役割です。
SummerSlamのオールディス戦は、キャリアキラー路線をさらに進める試合にも、グンターを再び王座戦線へ押し上げる転換点にもなり得ます。AJの評価を踏まえれば、試合結果だけでなく、WWEがグンターを次にどの王座へ向かわせるのかが焦点になりそうです。
(情報源: The Phenomenally Retro / WWE / Wrestling Observer / ITR Wrestling)
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