【WWE】ポール・ヘイマン、ローマン・レインズの転換をビンスに直談判した時を振り返る「ビッグ・ドッグでは駄目だった」

WWEインタビュー

ポール・ヘイマンが、ローマン・レインズと組み始めた2020年にビンス・マクマホンから示された当初案に反対していたことを明かしました。ローマンをビッグ・ドッグのままにするのではなく、ヘイマンと共に新しい存在へ変える必要があると訴えたといいます。

ヘイマンは、アンダーテイカーのPodcast番組「Six Feet Under」で、レインズとのタッグが生まれた経緯を振り返りました。

2020年、コロナ禍で興行環境が大きく変わる中、ブロック・レスナーの契約が満了。ビンスは無観客の番組にレスナーを出演させず、活動をいったん止める判断を下し、その後ヘイマンとレインズを組ませることになりました。

ついに俺たち二人を一緒にやらせることが決まった。それでビンスに、どういう構想なのか聞いたんだ。そしたら彼はただ、「彼はビッグ・ドッグ、お前は彼の代弁者だ」って言った。
そこで最初に言ったのが、「もうビッグ・ドッグでは駄目だ」ってことだった。ローマンは2012年からずっとビッグ・ドッグでやってきたんだ。まったく違う何かへ進化しなきゃいけない。
それに俺も彼の代弁者にはなれない。俺はブロック・レスナーの代弁者だった。レインズに対しては、俺も違う存在にならなきゃいけないと思ったよ。

ヘイマンがレインズのキャラクター転換のモデルとして繰り返し挙げたのが、アンダーテイカーでした。デッドマンからアメリカン・バッドアスへ大きく姿を変えながら、それまでのキャリアを否定せずに進化させることをレインズにも求めたそうです。

モデルはアンダーテイカーの大変身

時代が変わり、デッドマンはアメリカン・バッドアスへ成長した。90年代という時代自体が変化して、観客もデッドマンにもっと多くのものを求めるようになり、その結果としてデッドマンがアメリカン・バッドアスとして戻ってきた。
でも、それだけキャラクターを大きく変えても、デッドマンを切り捨てたわけじゃない。進化したキャラクターの中にデッドマンを取り込んだんだ。
これは前進であり、変貌なんだ。

ヘイマンは、この考え方をレインズだけに当てはめているわけではありません。組む選手に合った関係を作らなければならないから、自分のやり方を相手ごとに変えてきた…と述べています。

ローマンでうまくいったことはCMパンクではうまくいかなかったし、CMパンクでうまくいったことは、あんたでも、スティーブでも、ロブ・ヴァン・ダムでも、自分が一緒に仕事をしてきたほかの誰にでも通用するわけじゃなかった。
みんな一人ひとり違う。だから、それぞれに合わせて作らなきゃいけないし、結婚みたいな、仕事上の結婚みたいな関係として動かなきゃいけない。
俺は脇を固める人間だ。それをすごく誇りに思ってる。優れた脇役は主役を作る。そして、主役が一人ではできなかったことまで実現できるような形で、主役を作り上げるんだ。男でも女でも同じだよ。

ヘイマンが考える自分の役割

ヘイマンの役割は、画面上で選手を引き立てることだけではない…と本人は語ります。試合当日に選手が抱える負担を一つでも減らし、本番に集中できる状態を作ることも、自分の仕事だと考えていることを明かしました。

ショー当日に、相手が抱えているものを一つでも減らせるなら、それでいい。当時は週に5回、6回、7回とショーをやってた。組む相手の負担を一つでも減らして、その人がやるべきことを成し遂げられるなら、その先の旅に俺も一緒に乗れるんだよ。
人生は、いろんな方向からいろんなことを言われるものだ。細かいところまで徹底的にケチをつけられることもある。
でも、一つだけ奪えないものがある。自分が積み上げてきた仕事だ。それ自体が偉大さを叫んでいる。誰にも奪えない。それは自分のものだ。自分で手に入れたものなんだ。

ヘイマンとレインズが2020年に始めたタッグは、Tribal Chiefという新たなキャラクターやBloodlineの誕生につながりました。レインズの世界王座政権は1,316日間に及び、WWEの歴史に名を残すことになりした。

(情報源: Six Feet Under / WrestlingNews.co)

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