AEW世界王者ケニー・オメガがAll Inを前にヒール色を強めた背景には、本人の意向もあったと報じられました。ウィル・オスプレイとの大一番で、挑戦者の戴冠をより印象的な瞬間にすることが狙いの一つだったようです。
ケニーは、現地7月8日放送のDynamite特別回「Beach Break」でMJFを破り、2度目のAEW世界王座を獲得しました。当時はベビーフェイスとしてオスプレイとも友好的な関係にありましたが、All Inでのオスプレイとの対決が近づくにつれて態度が変化。ライバルへの言葉も厳しくなっていきました。
レスリング・オブザーバーによれば、ケニーは「All Inへ向けてヒール寄りの立場へ移ることが、この試合には最適だ」と考えていたようです。オスプレイが母国イギリスのウェンブリー・スタジアムで世界王座を狙う構図を強調し、試合と結末を長く記憶されるものにすることが意図されていると報じられています。
その変化が最も明確に表れたのが、8月19日放送のDynamiteでした。オメガはオスプレイとの口論から乱闘になると、Vトリガーを放ったうえで、テーブル上への片翼の天使でオスプレイを沈めました。その前週にはオメガがオスプレイを助ける場面もありましたが、All Inへ近づくにつれて両者の関係は急速に悪化。オスプレイも「敬意はなくなった」と宣言しています。
オスプレイの戴冠を印象的にする狙いか
ケニーとオスプレイは試合内容そのものへの期待が非常に高い組み合わせですが、両者とも観客から支持される状態のままでは、ウェンブリーでどちらを応援すべきかが曖昧になる可能性もありました。
ケニーが王座を防衛するのか、それともオスプレイが地元でタイトルを獲得するのか…。地元の観客から圧倒的な支持を受けるオスプレイに対し、王者ケニーが明確な対立軸を作ったことで、試合の軸が明確になっただけなく、観客もケニーにブーイングしやすくなりました。当日の観客の反応にも注目です。
(情報源: Wrestling Observer Newsletter / ITR Wrestling)
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