AJリーがWWE復帰決断の背景を語る「最初は断った。最大の懸念はメンタルヘルス」

WWEインタビュー

2025年にWWEへ復帰したAJリーが、復帰を決意するまでの葛藤を明かしました。当初はオファーに乗り気ではなく、過去に悪化したメンタルヘルスへの影響を心配していましたが、WWEから「ケアを優先する」と伝えられたことも復帰を後押ししました。

AJは、2025年9月のSmackDownでWWEに復帰し、夫CMパンクとともにセス・ロリンズ&ベッキー・リンチとの抗争へ加わりました。パンクが2023年にWWEへ復帰して以降、AJの復帰についても話し合いはあったものの、本人は長く現役復帰を自分の選択肢として考えていなかったといいます。

Podcast番組「Mind Over Mountain with Cheryl Strayed」に出演したAJは、その感覚を学生時代に通っていた高校に例えて説明しました。

私はいつも、こんな感じで例えるんだ。私は、ものすごく貧しい高校に通っていて、スポーツをするためのグラウンドすらなかった。他校のグラウンドを借りて試合をしなきゃいけなかった。
私が卒業した翌年、その学校にグラウンドができた。でも、「もう一年高校に残って、このグラウンドを楽しもう」なんて思わなかった。違うよね。私の時間は終わったし、今の子たちには、この素晴らしいものを楽しんでほしいと思ったよ。
プロレスについても、ずっと同じように考えていた。「私はそれを手にできなかった。でも、いつかみんながそれを手にできるように戦うためなら、何だってできたことが本当にうれしい」って。自分自身のこととしては、まったく考えていなかったんだ。そうしたら、電話がかかってきてさ。

「WWEはなぜAJリーを必要としたと思う?」と聞かれると、AJはパンクらとのストーリーが成立していたことに加え、ビジネス面での理由もあったのではないかと分析。自身が過去に視聴率やグッズ販売で結果を残してきたことや、長年支えてきたファンの存在を挙げました。

私はずっと、高い視聴率やグッズ売上を残してきたキャラクターだった。このキャラクターには、ある種の信頼性がある。
そして本当に、ファンには感謝しているよ。私がどんな仕事をしても、ずっとついてきて、変わらず応援してくれた。それは一度も揺らいでいない。
もっと多くの人に見てもらう必要があるイベントに、私ならその支持を連れてこられると分かっていたんだと思う。ストーリーもそこにあった。

ただし、AJはオファーを受けてすぐに復帰を決断したわけではありません。すでに満足できるキャリアを築いたという思いがあり、それを復帰によって損ないたくないという気持ちが強かったようてす。

少し考えた。時間を取ってね。最初は、自分のためになるとは思えなかったな。すごく素晴らしいキャリアを送れたと思っていたし、それを台無しにしたくなかった。今のWWEに私が必要だとも思っていなかった。しばらくの間は、どちらかというと「ノー」だったよ。
でも、話を重ねていくうちに……私にとって一番大きなファンは、その前の年にメンタルヘルスの状態が本当にひどかったことだったことなんだ。10年間かけて健康になって、人生で幸せになれるところまで来たのに、また後戻りしてしまうことが本当に怖かった。
「達成しなきゃいけないこと」のリストがあるわけでもなく、復帰のチャンスを必死に求めていたわけでもなかった。私はすごく満たされていて、自分自身が一つになっていて、幸せだった。
でも、そういう精神状態って、復帰するのに最適なんだよね。向こうからも、私のメンタルヘルスを最優先にすると、はっきり伝えてもらったし。

10年ぶりの復帰戦ではCMパンクと共闘

AJは復帰後、CMパンクと組んでロリンズ&リンチと対戦。2025年9月20日のWrestlepaloozaで、2015年以来約10年ぶりとなる試合に出場しました。AJは最後にブラック・ウィドウでリンチをギブアップさせ、復帰戦を勝利で飾っています。

復帰は一度きりに終わらず、AJは2026年2月のElimination Chamberでリンチを破り、女子インターコンチネンタル王座を獲得。10年以上ぶりにWWEで王座を手にしました。

 

(情報源: Mind Over Mountain with Cheryl Strayed / Wrestling Observer / WWE)

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