サミ・ゼインが、つい最近まで世界王座獲得を諦めかけていたことを明かしました。2026年のRoyal Rumbleでドリュー・マッキンタイアに敗れた時には、「長年の夢を叶えるチャンスはもう過ぎ去ったのかもしれない」と感じたそうです。
2022年、サミはBloodlineのストーリーで大きな支持を集め、世界王座獲得に迫りました。その後も王座に手が届きそうな機会はありましたが、初戴冠は実現せず。もどかしい日々が続いていました。
クリス・ヴァン・ブリエットのインタビュー番組「Insight」で、サミは当時の心境を次のように振り返りました。
面白い話なんだけど、今年の初め、もう9ヶ月か10ヶ月くらい前になるのかな。ドリューと戦って、勝てなかったんだ。そのことをずっと考えていて、もしかしたらもうチャンスは過ぎ去ったのかもしれない、と思うようになった。
数年前、Bloodlineのストーリーがあった頃は、本当にあと一歩のところまで行った。その後も惜しいところまで行ったんだ。でも、ドリューに負けた時、もう同じストーリーは繰り返せないと思ったんだよ。
もしかしたら別の形で実現するかもしれないとは思っていたし、実際に少し違った形で実現した。でも、アンダードッグが最後に大きな勝利をつかむというシンデレラストーリーは、もう使い切っていたんだ。
数回くらいなら、観客に期待してもらうことはできる。でも、そのどれもタイミングが合わなかった。本当にそうだったんだ。1年か2年前ほどの勢いもなかった。
だから、もしかしたら自分はチャンスを逃してしまったのかもしれない。いつの間にか取り残されて、もう二度と実現しないのかもしれない。そう受け入れるまでには、かなり葛藤があったよ。
これまで本当に素晴らしいキャリアを送ってきた。あの時点で世界王座を獲得できたとしても、それは最後に添えるご褒美みたいなものだったんだ。
もちろん、獲れたら嬉しい。でも、たとえ一度も獲れなかったとしても、それまでのキャリアで何も成し遂げられなかったということにはならない。
そういうことだけで人生のすべてが決まるわけじゃない。もっと大きな視点で物事を考えなきゃいけないんだ。
その後、サミはNight of Championsで統一WWE王座を初戴冠。わずか9日後にSmackDownへ復帰したCMパンクに敗れ、王座を失ったものの、9月にパンクへのリベンジを果たし、2度目の統一WWE王座獲得に成功しています。
ドリュー戦での敗北は、サミにとって従来のアンダードッグ路線を続けることへの限界を感じる出来事だったのでしょう。その後の初戴冠、わずか9日での王座陥落、そして再戴冠という展開を経て、サミは長年の夢を追い続ける挑戦者から、王座を奪い返した実績を持つ選手へと変わりました。今後も、王者にふさわしい存在としての活躍に期待です。
(情報源: Insight with Chris Van Vliet / Wrestling Observer)







