AEWのタッグ戦線で活躍しているFTR。
WWE時代にタッグを結成したダックス・ハーウッドとキャッシュ・ウィーラーは、プロレス界を代表するタッグチームとしてAEWの内外で暴れまわり、憧れのブレット・ハートと仕事をするチャンスを掴むこともできました。
そんな彼らは、The RevivalとしてWWEで活動していた頃、団体がタッグ戦線を軽視していることに不満を抱いていました。それが彼らの退団につながったわけですが、最近、「WWEが彼らを連れ戻したがっている」という噂が流れています。退団後、さらにで格を上げた彼らのことを評価しているのでしょう。
この噂について、Podcast番組「Wrestling Perspective」にゲスト出演した2人は次のように語っています。
ハーウッド:俺たちはトニー(・カーン。AEW社長)のことをとてもリスペクトしているんだ。俺たちがAEWと契約している間は、何百年経ったとしても、彼の目に見えないところで俺たちの契約状況を公言することはない。こんな団体、他にはないんだ。彼らが与えてくれたもの、やらせてくれたことに対する尊敬の念が強すぎて、彼にそんなことは絶対にできない。
プロレスをする俺たちを高みに導いてくれる団体、俺たちにとって最高の機会を与えてくれる団体、俺たちのレガシーを残すことができる団体なら、どこにでも行くよ。それが一番大事なことだから。もちろん、お金は本当に本当に大事だけどね。そのおかげで家族を養えているわけで。
でも、昔の話だけど、最初にWWEから(年俸70万ドル以上の)オファーを提示された時、俺はばあちゃんに電話して金額を伝え、その上で「断ろうと思っているんだ」と言ったんだ。そしたら、「デヴィッド、あなたが必要なお金はいくらなの?」と言われてね。「なんてこった。ばあちゃんの言う通りだな」って。[…]もし、俺たちがやっていることが、ばあちゃんにもできるようなことなら俺にもできて当然だし、俺がそんなことをする必要はないだろ?好きだからプロレスをやっているんだ。だから、好きなプロレスができるところなら、どこでもいい。
AEWでは他団体への参戦も許可されているようですし、何よりも彼ら自身のアイデアが採用される職場です。居心地は良いでしょうし、彼らはこれからもAEWのロースターとして活躍していきそうな気がします。契約が切れるのは来年です。