レジェンドレスラーのJBLが、2026年4月にWWEを解雇され90日間の競業避止期間を終えた選手たちへ、すぐ次の団体と契約しないよう助言しました。各地を回って新しい自分を作り、団体側から求められる存在になるべきだと語っています。
今回フリーエージェントになった選手には、カイリ・セイン、アリスター・ブラック、モーター・シティ・マシンガンズ、Wyatt Sicksメンバーなどが含まれます。報道によれば、AEWは「7名との契約待ち」とのこと。WWE退団後すぐに大舞台で活躍するレスラーも複数現れそうです。
JBLは自身の番組Something to Wrestleで、「退団後すぐに安定した契約を求める選手と、各地で実績を作って自分の価値を高めようとする選手がいる」と指摘しています。その上で、後者を選ぶべきだ、との持論を語っています。
大きなテントの下に入り、守られ、いわば面倒を見てもらいたい選手もいる。そういうタイプは契約を欲しがるから、すぐにわかるよ。
でも中には、「ふざけるな。自分で名前を売って、どこかへ行くなら金を払ってもらえる存在になる」という選手もいる。少なくとも、俺ならそうするね。
JBLが勧めたのは、所属先を一つに決める前に、世界各地のリングへ上がることです。日本、メキシコ、ヨーロッパ、インディー団体を回り、WWE時代とは異なるキャラクターやスタイルを作るべきだと語りました。
できるだけ多くの場所で試合を始めるべきだと思う。日本へ行け。メキシコへ行け。ヨーロッパへ行け。あらゆるインディ団体で試合をしろ。自分の名前を売るんだ。
何でもいいから、これまでとは違う新しい自分を作れ。外へ出て金を生み出し、自分の名前を広めろ。そうすれば、突然お前を求める声が生まれる。
JBLが成功例として挙げたのは、WWEを離れた後に自身の価値を高めたコーディ・ローデスとブロック・レスナーです。今回の選手たちと2人の違いとして、自ら退団したのではなく解雇されたという事実があるものの、JBLは「需要を作ってから交渉する考え方は変わらない」としています。
誰もがコーディ・ローデスを例に出すが、それは明らかに素晴らしい例だ。ブロックもそうだった。団体を離れ、保証された金を断ったんだ。
今回の選手たちは自分の意思で離れたのではなく、解雇されたという違いはある。でも、同じやり方は通用する。すぐに別の場所へ行こうとするな。自分で名前を作ってから、どこへ行きたいのか探りを入れ始めればいい。
JBLは、観客を呼び、興行で利益を生み出せる選手は極めて少ないと指摘。各地でその力を証明できれば、WWEを含む大手団体から求められる存在になれると考えています。
今も昔も、世界には金を生み出せるトップ選手はほとんどいないんだ。WWEの外へ出て実際に金を生み出せるなら、多くの場所で唯一無二の存在になり、好条件のオファーをもらえるよ。それだけ貴重な存在なのさ。
新しい人材も必要とされている。WWEを見ろ、誰かが穴を埋めなければならないコンテンツが大量にあるぞ?外へ出て名前を売れば、向こうから連絡してくるさ。
契約より先に交渉力を作る
JBLの助言は、苦労そのものを美化することではなく、次の契約を選べるだけの交渉力を作ることの大切さを説くものです。解雇直後に団体の保護を求めるのではなく、複数の地域で新しい姿を見せ、観客を呼べると証明してから交渉するべきだ、と彼は考えています。
ただし、JBL自身も「利益を生み出せる選手は少ない」と認めています。コーディやレスナーと同じ成功を誰もが再現できるわけではありません。それでも、すぐに長期契約へ入るより、各選手がWWE時代とは異なる価値を示せるかを試す期間にするという考え方には、退団後の選択肢を増やす意味があるのです。


(情報源: Something to Wrestle / WrestlingNews.co)
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