AEWの傘下団体になった現在のROHについて、ロッキー・ロメロは「若手とベテランが交わるだけでなく、選手が新しいことを試す場としても重要」と考えているようです。ライブイベントを行っていないAEWにとって、テレビの重圧から離れて試合経験を積める役割もあると考えています。
最近のロッキーは、トレント・バレッタとのタッグチーム「RPG VICE」を中心にROHへ継続参戦しています。2004年からROHへの参戦を続けており、新日本プロレスを離れてアメリカで試合をする際にはたびたび参戦してきた思い入れのある団体です。Fightfulのショーン・ロス・サップによるインタビューで、ロッキーは現在のROHで自身が果たせる役割について語っています。
そしてロッキーは、現在のROHの立場が「若手とベテランが交わるだけでなく、選手が新しいことを試す場」であること、それを気に入っていることを明かしています。
それに今は、多くの若い選手が中心になっていると感じるから、それもうれしい。ベテランと若手が一緒になるような場所なんだ。
俺には、舞台裏だけじゃなく番組の中でも手助けできることがたくさんあると思う。俺とトレントはベテランのタッグだし、俺にとってはそれも楽しいことなんだよ。
それに、時間があるのもいいね。テレビ向けのプロレスでは、すべてが時間との勝負になる。でもROHのコンテンツは配信が中心だから、テレビよりも少し余裕があって、俺たちは少し楽しくやれてると思う。AEWにはライブイベントがないけど、俺たちにはROHがある。テレビに出るプレッシャーを抱えずに、クリエイティブなことをやったり、違うことをやったりできる場所でもあるんだ。
ロッキーが特に重視しているのが、選手が実戦経験を積み、新しいアイデアを試せる点です。現在はジャクソンビルで収録しており、AEWのテレビ番組に出ている選手や負傷から復帰する選手が、ROHへの出場を希望することもあると説明しました。
面白いのは、収録ごとに誰が来て、誰が来ないのか分からないことなんだ。今はジャクソンビルで収録しているけど、AEWのテレビに出ている選手や、負傷から復帰しようとしている選手が、「ROHへ出られないかな。試合を少しこなしておきたいんだ」って言ってくることがある。
さっきも言ったように、テレビほど大きなプレッシャーを感じずに15分くらい試合ができるし、何かを試すこともできると分かっているからね。だから、選手がいろいろなことを調整する場所としてもいいと思う。
言ったとおりライブイベントがないから、レスラーとしては、そうやって試しながら試合をこなす時間が必要になることもあるんだ。
さらにロッキーは、ROHで試合を重ねることを、コメディアンが観客の前で新しいネタを試すことに例えました。練習だけでは分からない部分を実際の観客の前で確認でき、経験豊富な選手から若手へ知識を伝える機会にもなると考えています。
どこかの汗臭いジムでいくら練習したって、実際に外へ出て観客の前で戦うのとはまったく違うんだ。だからROHは、一部のベテランにとってそういう場所でもあるんだよ。
それに、AEWのバックステージには、若い選手と一緒に仕事をして、知識を伝えたいと思っている人がたくさんいる。15年、20年と経験してきた選手たちが、試行錯誤しながら身につけてきたことだよ。時間をかけて分かってくることはたくさんあるし、その知識を広めて次の世代を助けたいと思うんだ。これから俺たちを支えてくれるのは、その世代だからね。
俺も、もっと年齢を重ねて、いつか完全に裏側へ回る時が来る。たぶん、思っているよりも早いだろうな。その時には、カメラの前に立って観客を呼び込む人たちを助けられるようになりたい。
ロッキーの発言から見えるのは、現在のROHが単なるAEW傘下の別ブランドではなく、AEWに不足している実戦機会を補う場所にもなっているということです。テレビ放送では試合時間や進行に厳しい制約がありますが、ROHでは復帰直後の選手や新しいアイデアを試したい選手が、比較的余裕を持ってリングに立てるとロッキーは説明しています。
(情報源: Fightful interview with Rocky Romero / Fightful)
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