PRODUCE Wrestling活動休止でインディプロレスの厳しい現実が議論に。「誰も太刀打ちできないよ」

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アメリカの新興インディ団体PRODUCE Wrestlingが2026年内の全大会の開催を延期した上で活動休止を発表しました。アメリカのインディプロレス全体の苦境を訴える声がある一方で、地域密着型の団体と大規模興行を区別するべきだという声も上がっています。

PRODUCE Wrestlingは、プロレスとアートを組み合わせたプロジェクト「Orange Crush」を手がけるアダム・アブダラが2026年6月に始動した団体です。ジョナサン・グレシャムやロッキー・ロメロなど、選手が大会ごとに共同プロデューサーとなり、対戦カードの編成にも参加することを特徴としていました。

大会はMyAEWでPPV配信されており、音楽やアートを取り入れた独自の演出も特色です。選手主体の企画や試合内容を好意的に評価するレビューがある一方、「大会の内容は期待ほどではなかった」という批判もあり、評価は分かれていました。

現地2026年11月2日、団体は運営者の家族に生じた予期せぬ医療上の事情や移動費の上昇、興行市場の先行きの不透明さを理由に、2026年内の残る大会の延期を発表しました。現地11月14日と15日にニューヨークで行う提携興行は開催される予定です。

サム・アドニス「試合の仕事だけで生計を立てるのが難しい」

AAAでの活動で知られ、近年はメキシコのインディー団体にも参戦しているプロレスラーのサム・アドニスは、この発表を受けて「インディプロレス全体が順調だ」という見方に対する批判をSNSに投稿しました。

これは多くの人にとって本当に厳しい話だ。でも、そろそろ「インディーは元気で順調だ」なんて話は事実じゃないと認めてもいいんじゃないか?
しっかり観客を集められる団体もいくつかあるし、それは誇っていい。ただ、インディー全体がそうだと言い切るのは嘘だよ。
試合のオファーだけで生計を立てるのは、ここ何年もなかったほど難しくなっているよ。

ヴィニー・マッサーロは反論「地域密着のインディーは元気だ」

一方で、カリフォルニアのインディシーンを主戦場とし、Lucha UndergroundやAEWにも出場したヴィニー・マッサーロは、これに異なる見方を示しました。PRODUCE WrestlingやGCWのような大規模なインディ興行と、地元で活動する団体は事情が違うと考えているようです。

地域密着のインディー団体は今も元気にやっているよ。
でも、スーパーインディを長期的に運営するのはものすごく難しい。航空券が高くて、予算が膨れ上がるからね。それに今は、AEWとWWEがスーパーインディーのような興行をほとんど自分たちでやっている。誰も太刀打ちできないよ。

スーパーインディとは、各地の人気選手を集めて大きな対戦カードを組む独立系興行を指します。マッサーロは、その強みだった「プヲタが夢見るドリームマッチ」が大手団体でも実現するようになったことも、スーパーインディを取り巻く状況の悪化に影響していると指摘しています。

スーパーインディが生まれたのは、テレビを持つ大手団体の事情で以前は実現できなかった夢の対戦を見せられたからなんだ。
今はWWEもAEWも、メキシコ、日本、イギリスの団体と協力している。
普段の興行で夢の対戦を実現しているんだ。インディーには対抗できないよ。

PRODUCE Wrestlingは現地2027年2月25日にロサンゼルスで大会「Most Wanted」を開催し、活動を再開する計画です。休止後も新たな提携先とともに団体を続ける方針を示しています。

(情報源: PRODUCE Wrestling / Wrestling Observer)

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