WWE所属のラナは、夫ミロ(ルセフ)が退団した後も一人RAWで活躍しています。8月以降はテレビ出演が再び増えてきました。
「WWE Chronicle」に登場したラナは、2020年を通してメンタルヘルスの不調と戦い続けていることを明かしました。
新型コロナウイルスのパンデミックが起きた2020年、彼女の両親と夫ミロがコロナに感染するという災難がありました。夫が団体から去っただけでも大変な心労があったでしょう。本当に大変な1年になってしまったようです。
本当にハードでした。300日もツアーをしないで家にいて、会場からはファンがいなくなって。もちろん、最初からいっしょにいて、一緒にツアーをして、毎日24時間行動を共にしてきた人たちがいなくなったのも辛いですね。
彼女にとって、ステイホームを強いられたことは悪い方向に働いてしまったようです。ヒールという立場ゆえにブーイングを浴びることの多い彼女にとって、ステイホームは逃げ場がなくなることにつながってしまいました。
会場に行くとブーイングされることが多いんですけど、それってエネルギーのようなものなので、「ああ、私はこれをコントロールしているんだな」って思えるんですよ。そうでしょ?
でも、突然誰とも交流しなくなって、ただ家にいるしかなくなって。そういう状況でSNSに何かを投稿したら、みんなただただ意地悪で。他人との交流はSNSにでしかできないのに、コメント欄に「お前をクビにするべきなんだ。なんでまだWWEにいるの?クソ野郎。お前はこれだ、あれだ」と書かれるものだから、もう耐えられなくて。
両親にメッセージを送ったことを覚えていますよ。「私のために祈って。メンタルの状態が最悪。憂鬱なんだ。私はただ…もう何もしたくない。もう……本当に悲しい。その…何もしたくないんだ」って。
ラナがこれまでに受けてきたネットいじめは深刻なものでした。団体になんとかできないものなのでしょうか?