「WWEはシャーロット・フレアーの才能を活かしきれていない」ジム・ロスが苦言

WWEインタビュー

レジェンド実況アナウンサーのジム・ロスが、WWEはシャーロット・フレアーの力を十分に引き出せていないとの見解を示しました。二世レスラーが親の要素を受け継ぐか、独自性を築くかを論じる中で、現在の扱いには改善の余地があると指摘しています。

WWEのチーフ・コンテンツ・オフィサーを務めるHHHは、Netflixのドキュメンタリー番組「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側」でブロン・ブレイカーについて、「単なる次世代のスタイナーになってはいけない」と語り、ブレイカーへの期待を語っていました。ザ・ロックが父ロッキー・ジョンソンを、ローマン・レインズが父シカ・アノアイを超えて独自の存在になったように、ブレイカーにも自分だけのキャラクターが必要だという考えです。

これに対し、ロスは自身のPodcast番組で同意し、有名な家族の要素を持つ選手であっても、単なる模倣に終わってはいけないと強調しました。

同感だね。いわば、まねをするだけの世界じゃない。ルーツを持ちながらも、そこには独自のものが必要なんだよ。

キャラクターの独自性はものすごく重要だ。それをどう作り、時間をかけてどう育てていくかによって、観客には新しく応援し、注目できるものが生まれる。だから、そのやり方が正しいと思う。

自分の形をつかむまでは、何度も自分を作り直さなければならない。言うほど簡単なことじゃないけどな。

 

番組の共同ホストを務めるコンラッド・トンプソンは、家族のイメージを捨ててザ・ロックになったロッキー・メイビアとは対照的に、シャーロットは足4の字固め、歩き方、ローブ、Wooo!!という父リック・フレアーの要素を取り入れてきたと指摘しました。ロスは、親の要素から離れるか受け継ぐかに決まった正解はなく、本人がキャラクターを実感できるかが基準になると答えています。

結局は、それがどう感じられるかだ。自分の心をつかむのか、自分がどう感じるのか。自分で何かを感じられなければ、うまくいかないんだよ。
自分が売り込んでいるもの、作り上げようとしているものを、自分自身が魅力的に感じなければならない。それがプロレスという仕事のすべてなんだよね。選手一人ひとりの個性を感じ取り、それを自分の力に変えることが大切なんだ。

WWEはシャーロットをもっと活かせる……と指摘

そのうえでロスは、シャーロット本人の能力や人気には問題がないとしながら、WWEが彼女を十分に活かせていないとの見解を示しました。

俺の意見では、シャーロットはおそらく十分に活かされてこなかった。大きな支持を得ている選手ではあるけど率直に言えば、WWEは彼女をもっと活用できると思うんだ。

ロスはシャーロットに対し、自分のキャラクターへ完全に入り込むことに加え、団体から十分な後押しを受ける必要があると助言しました。

プロレスラーは、そのキャラクターを生きなきゃならない。すべてを懸けるんだ。すべてを懸ければ、いいことが起きる時もあるし、たいていはそうなる。ただ、自分がすべてを懸けるだけじゃ足りないんだよ。団体にも後ろ盾になってもらわなければならない。たいていの場合、自分が探しているものは感覚で分かる。今のシャーロットがやるべきなのも、それだと思う。ここで話しているほかの選手も同じだね。自分が成長のどの段階にいるのかを感じ取ることが大切だ。正しい感覚をつかめれば、何かを見つけたことになる。

ロスの発言は、王座歴や勝利数が少ないという単純な批判ではありません。シャーロットは実績も知名度も十分ですが、父の要素を受け継いだキャラクターを現在の立場に合わせてどう変化させるのか、その方向性が明確ではないと見ているのでしょう。

(情報源: Grilling JR / WrestlingNews.co)

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