11月7日にサウジアラビアで開催予定のCrown Jewelを巡り、複数のWWE選手が現地への渡航を拒否したとの噂が広まっています。しかし、現時点で遠征辞退者の報告はなく、むしろWWEは選手たちに渡航を断らないよう強く働きかけている可能性があります。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ネット上ではケビン・オーエンズやCMパンクがサウジアラビアへの遠征を拒否したという噂が流れています。しかし、両選手を含め、実際に遠征を辞退した選手がいることは確認されていないそうです。また、WWEが選手たちに遠征を断る選択肢を提示したかどうかも不明です。
メルツァーは、ある匿名のWWEトップ選手から聞いた話も紹介しています。この選手によると、Crown Jewelへの遠征を辞退することについて、WWEから次のように伝えられたといいます。
Crown Jewelの開催予定そのものは変わっていませんが、会場は当初予定されていた屋外の仮設会場から屋内施設ANBアリーナへ変更されました。変更の理由は公表されていませんが、メルツァーによれば「安全を確保するため」の判断だったそうです。
サウジアラビアでは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるミサイルやドローンを使った攻撃が続いています。新会場はキング・ハーリド国際空港から車で約35分の場所にありますが現地10月10日には、フーシ派によるものとされる攻撃で同空港が被害を受け、12人が死亡、309人が負傷しました。
アメリカ国務省も安全上のリスクを重く見ており、現地10月23日にサウジアラビアに駐在する緊急業務以外の政府職員とその家族に国外退避を命じました。一般のアメリカ国民に対しても渡航を再検討するよう勧告しており、現地のアメリカ大使館は、空港を利用する場合には最大限の注意を払うよう呼びかけています。
空港の運航が制限される中、現地10月31日にリヤドで開催されるカネロ・アルバレス対クリスチャン・ムビリのボクシング興行では、出場選手の一部がバーレーン経由で現地入りしました。メルツァーによれば、選手たちはリヤドの空港を避けてバーレーンまで飛行機で移動し、そこから車で約5時間かけてリヤドへ向かったそうです。また、出場予定だったリンドルフォ・デルガドは、移動手段や安全確保への懸念から欠場しています。
(情報源: Wrestling Observer)







