【TNA】スコット・ダモール元社長が団体買収のために1000万ドルを用意するも買収できなかったと報じられる

親会社Anthemにより解雇されたスコット・ダモール元TNA社長。

素晴らしいリーダーシップで団体を成功に導き、2024年はさらなる飛躍を目指す年になるはずでした。しかし、予算増額で一気に勢いをつけたいダモールに対し、Anthemは予算縮小を決め、彼の解雇も断行。新社長はプロレス界未経験で、現場からは反発の声が上がっています。

一連の報道の中で、「Anthemから解雇されることを察知したダモールは、その直前に金融機関の支援を得て団体買収のための資金を用意し、Anthemに買収を提案したが受け入れられなかった」というものがありました。

レスリング・オブザーバーによれば、ダモールが用意したのは1000万ドルを超える巨額の買収費用だったのだそうです。2024/02/24時点の為替レートで、約15億円。さらに、TNAの債務を引き受けることも提案し、この取引によりAnthemに1000万ドル以上の金額が渡るよう提案したそうです。

ダモール側は、TNAの企業価値を700万ドルから1200万ドルと試算。1000万ドルは妥当な金額に見えますが、Anthemは提案を即座に拒否したそうです。こうして、彼がTNAに関わり続ける道が絶たれ、解任へと至りました。

結局実現しなかったものの、こうした動きは彼がどれほどTNAを愛し、今後もTNAに関わりたいと思っていたかを示しています。TNAのためにここまで行動できる人物がいなくなったことは大きなマイナスですが、Anthemの舵取りでダモールロスを埋めることはできるでしょうか？

（WrestlingNews.co, Wrestling Observer）

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