元WCW社長のエリック・ビショフが、TNAがかつて「巡業ではなく、1つの会場で番組を収録し続ける」という方針を取っていたことを批判しました。テレビ向けのプロレス団体を成長させるには、有料観客を集めて巡業し、番組へ投資する必要があると訴えています。
ビショフは自身のPodcast番組「83 Weeks」で、自身がTNAに加わった当時、同団体がフロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオ内にあった特設アリーナIMPACT Zoneで定期的に番組を収録していた体制を振り返りました。撮影スタジオでプロレス番組を作り続ける方法は、最初からうまくいくはずがなかったと考えているようです。
プロレスのような実演形式の番組を、撮影スタジオの中で収録するのは、いずれ立ち行かなくなる運命にあるのさ。俺は当時もそう考えていたし、今も考えは変わらない。どれだけ優れた選手がいても、実際にチケットを買い、本気で感情移入している観客がいなければ、どんなスポーツエンターテインメント番組も作れないんだよ。
テレビ向けのプロレス団体を築く方法は、それしかない。小規模なローカルインディ団体を運営したいだけなら、いろいろなやり方で利益を出し、稼ぐことはできる。だが、テレビビジネスで勝負したいなら、番組に説得力がなければならないんだよ。
ビショフは、小規模なインディー団体が固定会場で利益を出すことまでは否定していません。批判の対象は、プライムタイムのテレビ番組として成長を目指しながら、料金を支払って会場へ足を運ぶ観客の熱量を欠いた状態を続けることです。
独自見解
ビショフの発言は、固定会場での収録そのものを全面否定する議論ではありません。小規模な団体なら利益を出せると認めたうえで、テレビ団体として規模を広げるには、有料観客が生む熱気と巡業を支える投資が必要だと区別しています。
TNAへの批判の核心も、会場選びより成長戦略にあります。収録コストを抑えて現状を維持するのか、先行投資を受け入れて新しい市場へ出るのか。ビショフは、後者を選ばない限り、目標としていた収益には届かないと考えていたのでしょう。
(情報源: 83 Weeks / F4WOnline)
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