2021年、カリオン・クロスはNXTからメインロースターへ昇格。そして、そのお披露目の場で、のちに大不評となるマスクを着用していました。
クロス本人も「2021年にこれはないだろう…」と嘆いたマスクは、当時の最高責任者ビンス・マクマホンの指示によるもの。しかし、ビンスに突然手のひらを返された…と、クロスは最新のインタビューで嘆いています。
俺がまだNXTにいて王者だった頃、今はもう会社にいなくて、多くの人から好かれていなかったある人物(ジョン・ロウリネイティス、ジョニー・エース)からメールが届いたんだ。グラディエーターみたいなリングギアとマスクが添付されてた。
俺は彼に「これの目的は何なんだ?」って聞いたよ。そしたら彼は「これならハロウィンのコスチュームを作れるし、お前はそのロイヤリティ報酬を受け取れるんだぞ」なんて言ってきたのさ。
利益を上げるためのキャラクター変更を嫌がったクロスですが、その方向性を決めたのはビンスでした。
俺はビンス・マクマホン・マクマホンのところへ行って、「この衣装から、俺にどんな世界観を表現してほしいのかすべて教えてくれ」と言ったんだ。そしたら彼は、いかにも彼らしいやり方でこう言った。「俺はお前がただリングに出て行って、あいつらをこてんぱんに叩きのめすところを見たいだけだ!」ってな。
彼はそんなクレイジーなアイデアばかり持っていたよ。俺としては、彼から与えられる素材のせいで、キャラクターの方向性が本当にさっぱり分からなくなっていたんだ。
ビンスは、クロスのキャラクターを「悲哀のグラディエーター」と表現。相手に痛みと悲しみを与える存在なってほしかったようです。さらに、ビンスは彼に「対戦相手を馬に四肢を引っ張らせて八つ裂きにするようなイメージで闘え」と生々しいイメージ付きで指示してきたとか。
俺は「一体全体それは何なんだ?」って叫んだよ。クリエイティブチームですら「俺たちでお前をこのクソみたいな状況から救い出さなきゃいけない。これが何なのか俺たちにも分からないよ。俺たちはNXTでの君の活躍を知っているし、あそこに戻す必要がある」って言ってくれたんだ。
そして、クリエイティブ・チームは、クロスからマスクを徐々に外させるよう、プロデューサー陣に働きかけました。最終的に、ビンスが突然態度を変え、「あんなクソマスクさせるな!」と言い出したのだとか。
会議の後に、チームがもう一度ビンスに「あの、マスクを無くしてもいいですか?」って聞いたんだ。そしたら彼は「そんなもの見たこともないぞ! ああ、彼にマスクなんて被せるな! あいつの顔が見えなくなるじゃないか。彼は非常に感情豊かで、素晴らしい表情を作る男だ。なぜあんなクソマスクを被らなきゃいけないんだ?」って言ったんだよ。
悲哀のグラディエーターとは何だったのか…。こうしたやりとりもあった一方で、彼はメインロースターとして結果を残せず、WWEから解雇されました。そして、HHH体制に移行した2022年に復帰。そして2025年に再び解雇…。WWEで生き残るのは大変です。
(WrestlingNews.co)
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