AEWのトニー・カーン社長が、現役引退後に解説者を努めてきたブライアン・ダニエルソンが解説席から離れている理由を明かしました。長年にわたって身体に蓄積されたダメージや負傷で移動や着席さえ大きな負担となるため、家族と過ごしながら休養と回復を優先させています。
解説席でも無視できない身体への負担
ブライアンが最後にAEWの解説を務めたのは、4月15日のDynamite特別番組Spring BreakThruでした。トニーは、ジェレミー・ランバートによる24時間チャリティー配信「In The Weeds」に出演した際、常にブライアンを解説席へ置きたい気持ちはあるものの、身体の状態を優先していると説明しました。
ブライアンは何をやっても素晴らしいと思う。ただ、身体はかなり傷んでいる。だから、休んで回復する時間を与えてきた。
いつでもブライアンに出てもらえたらうれしいけど、今は自宅で家族と過ごしていて、元気にしている。ただ、ブライアンにとって巡業に出ること自体が大きな負担なんだ。
リングを離れて休む大きな意味は、自宅で家族と過ごしながら回復し、巡業から離れることにある。だから、移動による負担をブライアンにかけないようにしてきた。もっと移動できるようになり、痛みもなくなれば、それは素晴らしいことだと思う。
椅子に座り、モニターを見るために頭を動かすだけでもつらいと思う。これまでの負傷を考えれば、みんなが思っている以上に大変なんだ。この業界、このスポーツが彼の身体にどれほどの負担をかけてきたのか、わかっていない人もいる。
彼は私たち全員のために、本当に多くのことをしてくれた。だから、彼がAEWにいて、この家族の一員でいてくれることは、何より大切なことだ。
ただ、それは同時に、現時点で彼がAEWのリングでできることは、すべてやり遂げたということでもある。身体が痛んでいるのに、毎週引っ張り出して、さらに傷つける必要はない。
最後にリングで動いたのは2025年のAll In
2024年のWrestleDreamでジョン・モクスリーに破れ現役生活にピリオドを打ったブライアン。彼が最後にリングに上がったのは、2025年のAll Inメインイベントでした。ジョン・モクスリーと戦っていたハングマン・アダム・ペイジを援護するため、試合終盤に登場しています。
独自見解
今回の発言で明確になったのは、解説が「リングに上がらない軽い仕事」ではないという点です。会場までの移動に加え、長時間座りながらモニターを追う動作も、ブライアンの身体には負担になります。カーンが出演頻度より回復を優先しているのは、リング外でも無理を重ねさせないための判断と考えられます。
復帰の焦点は、ブライアンの解説者としての能力や番組側の需要ではなく、痛みなく移動できる状態まで回復するかどうかです。AEWが急がせない姿勢を保つ限り、次の出演も定期的な復帰ではなく、体調に合わせた限定的なものになる可能性があります。
(情報源: In The Weeds / Fightful)
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