ジョン・シナが、現役最後の試合でグンターにタップアウトする……という結末を「自ら早い段階で望んでいたアイデアだった」と明かしました。「絶対に諦めない男が諦める」ことで、キャラクターの終わりを描こうと考えていたといいます。
2025年を通して行われたシナの引退ツアーでは、Elimination Chamberでのヒールターンをはじめ、賛否を呼ぶ展開が続きました。そんな中、12月のSaturday Night’s Main Eventで行われた最後の試合では、笑みを浮かべながらグンターのスリーパーホールドにタップアウト。この結末にも、ファンからの相当な反発がありました。
Netflixのドキュメンタリー番組「WWE: 壮大なるドラマの裏側」シーズン3では、この結末が決まった経緯が紹介されました。HHHは、シナのキャリアを次の世代へつなぐ相手として、グンターが最適だと考えた理由を説明しています。
ジョンは、ビジネスを前に進めるために最善のことをしようとする。私たちの多くにとって、その相手に最もふさわしいのはグンターに見えた。
なぜなら、グンターはファンから最大級のブーイングを浴びる選手であり、おそらくジョンが望むような試合ができる選手でもあるからね。
シナは、Wrestlepaloozaでブロック・レスナーと対戦する前から、グンターが最後の対戦相手になると知っていました。HHHから候補を聞かされた際、最初に浮かんだアイデアの一つが、自らタップアウトすることだったといいます。
HHHから「グンターを考えている」と言われた瞬間、俺は「おおー、俺、タップアウトできるんだ」と思ったよ。
彼が「そうだ。やるのか?」と聞いたから、俺は「これは美しい。『絶対に諦めない』男が諦めるんだ」と答えた。
シナは、人生の循環には穏やかに終わるものもあると説明し、自身のキャラクターも同じように終わらせたかったと振り返りました。一方で、その意図を理解できなかったファンが多かったことも認めています。
番組の中でキャラクターが死を迎えたのは、これが初めてだった。キャラクターの死は、番組を前に進めるものでなければならない。
予測できず、議論を呼ぶ結末を与える。それは俺の物語の終わりではあるけれど、物語そのものの終わりではないんだ。
自ら望んだ結末
シナが狙ったのは、単なる敗北ではなく、「絶対に諦めない」というキャラクターの象徴を自ら否定する形での退場だったと考えられます。グンターを相手に選んだのも、強烈な結末によって次の世代へ印象を残すためでしょう。
ただし、本人が多くのファンには理解されなかったと認めたように、意図が複雑になるほど試合だけで伝える難度は上がります。賛否を呼んだこと自体は狙い通りでも、それが意図した通りの反応だったかどうかは別の話です。
(情報源: WWE Unreal / Wrestling Inc)
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