【WWE】ビンス・マクマホンとドナルド・トランプ大統領はなぜジョン・シナ引退試合に登場しなかったのか？

ジョン・シナの引退試合は、ただの「WWEのお祭り」に留まらない注目を集めていました。

引退試合が行われたSaturday Night’s Main Eventは首都ワシントンDC開催ということもあり、WWE殿堂入りメンバーであるドナルド・トランプ大統領がショーを観戦する可能性が指摘されていました。また、シナをビッグスターへと導いたビンス・マクマホンが登場することに期待する声も少なくありませんでした。

しかし、Fightfulによれば、両名ともショーには一切関与しておらず、バックステージにさえ姿を見せなかったそうです。また、大統領候補とされるロバート・F・ケネディ・ジュニア米国保健福祉長官など政界関係者たちが会場でファンに目撃されたものの、WWE側が彼らの存在を公式に紹介することはありませんでした。

トランプは、同日に開催されたアメリカ陸軍対海軍の伝統的なアメリカンフットボールの試合を観戦しており、スケジュールの衝突がありました。また、ビンスは2024年に元WWE女性従業員から制定虐待の被害を訴える訴訟を起こされて以来公式なWWEとの関与を絶っており、今回もその影響で会場を訪れなかった可能性があります。

何かと物議を醸しがちな超大物が登場しなかったこと、シナがグンターのスリーパーにタップアウトしたことは、このショーがWWEの一時代の終わり、新時代の始まりを象徴していることを示しているのかもしれません。