2019年、アンチWWE色のある新団体AEWが旗揚げしました。
新日本プロレスやROHで活躍していたレスラーたちが中心となって設立されたこの団体では、クリス・ジェリコやコーディ・ローデスらがWWEを挑発する言動を取ることがあり、それに対してローマン・レインズらWWEスーパースターがリアクションしたこともありました。
両団体の熱心なファン同士は意見がかみ合わないことも多く、しばしば言い争いになることも。海外のプロレスファンベースは想像以上にたちの悪い代物で、プロレスラーが彼らを徹底的に批判することもあります。
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元WWEスーパースターで、現在はAEWに所属するサモア・ジョーは、WWEとAEWのファン同士の言い争いにかなり否定的です。「AEW Unrestricted」に出演した彼は、次のように苦言を呈しています。
AEWとWWEのファンが言い争うのは馬鹿げてる。プロレスを見てくれよ。知らない誰かをぶちのめそうとする必要はない。あんたのエゴで、何の関係もないものを取り上げて、争いを起こそうとしているだけだろ。つまり、見るものは見る、楽しむものは楽しむってことをしてほしい。でもな、俺は、それが何であれ、レスラーにはプロフェッショナルとしての価値を見出すつもりだよ。いつだってそうだ。
Dirt Sheetサイトのコメント欄では、「WWEの方が視聴者数が多いからすごい、成功している。AEWのファンにとやかく言われる必要はない」という意見をよく見ます。前半だけならまだしも、後半はわざわざ言わなくても……という感じですね。
「プロレスを見てくれよ」という言葉は、長年に渡ってファン同士の言い争いに巻き込まれてきたパフォーマーの本音でしょう。
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