同じ団体で切磋琢磨し、影響を与え合った存在の死はつらいものです。WCWのアイコンだったスティングは、ハルク・ホーガンの死に心を痛めています。
1996年にホーガンがヒールターンした後、両者はWCWでライバル関係を築きました。スティングにとって、ホーガンは大切な存在です。
出演したイベントで、スティングはホーガンの死について率直な言葉で語りました。
ハルク・ホーガンを愛していたし、今も愛してる。彼がいなくなるのは本当に寂しいよ。
ホーガンはプロレス界全体を誰よりも引き上げた存在で、自分もその一人だ。スティング対ホーガンは全米各地で観客動員記録を塗り替え、PPVも記録的な数字だった。ニンテンドー64のゲームだって出たんだよ、本当にすごかったな。
ホーガンのWCW入団は、WCWのパワーバランスにも影響を及ぼしました。「主役の座を奪われると思った？」という質問に、スティングはこう回答しました。
全然そんなことはなかった。王の中の王が来たと思ったね。
ホーガンなら客席を埋め、全員がもっと稼げて、視聴率も上がる、全体が良くなるって確信してた。彼はプロレスを超越した存在で、史上初だったと思うよ。
ホーガンは人種差別発言などのスキャンダルが取り沙汰されてきた人物でもあります。しかし、仲間たちにとっては良き同僚だったようです。
彼は本当に人を思いやる人だった。自分もそうだし、WCWも彼に救われた。彼に出会えて感謝している。今日ここでホーガンの死に触れないわけにはいかなかったよ。
（Fightful）
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