2020年のPPV・Revolutionで行われたPACとの名勝負について、オレンジ・キャシディが最新のインタビューで当時の舞台裏を明かしました。「無気力キャラの彼が初めて本気を出す」という劇的な展開は、AEW社長トニー・カーンの意図的な采配であり、AEW副社長のヤング・バックスの強い推薦によって長期間計画されていたという、首脳陣からの厚い信頼と感謝の経緯を語っています。
トニー・カーンが仕掛けた「キャシディが初めて本気を出す」PPVの魔法
無気力キャラでファンを魅了するキャシディですが、大一番で本気を出すアツい一面を持ち合わせていることも彼の魅力を際立たせています。2020年のPAC戦は、彼の本気が観客の熱狂を生み出し、名勝負へと昇華しました。
最新のインタビューでこの試合を振り返ったキャシディは、トニーからの「本気を出す」という提案や、トニーが自分を信頼し、起用し続けてくれていることへの感謝を語りました。
トニー・カーンは……どう答えればいいか考えているんだけど、彼は俺の中に何かを見出して、意図的に、目的を持って俺にプロレス的なことを一切させなかったんだよ。
彼には、俺が初めてまともに試合をするのはPPVの舞台であるべきだというアイデアがあって、それが2020年のPAC戦だった。
ヤング・バックスの推薦とトニー・カーンの固い信頼
それまでもいくつか試合はしていたけど、とにかく面倒くさくてほとんど何もしなかった。でも、トニーは俺がプロレスを侮辱したり、AEWに恥をかかせたりするようなことは絶対にしないと、強く信頼してくれていたんだと思う。
トニーは、俺がしっかり結果を出せると信じてくれていたし、今でも俺を起用し続けてくれている。これほどテレビに出演できていることには本当に感謝しているし、彼が与えてくれる出番に対して、俺もできる限りのベストを尽くそうとしているよ。
実は、AEW副社長のヤング・バックスは俺がどういうレスラーかを知っていて、俺をすごく信頼してくれていたんだ。だから、彼らがトニーと俺の話をした時、トニーもすぐに賛同してくれたんだよね。PACとの試合は、ずっと前から計画されたものだったのさ。
無気力キャラの裏側に隠された確かなプロレス技術を最大限に引き出すため、あえて「本気を出させない」という我慢の期間を設けたトニー・カーンの采配は見事でした。Wrestling-NOW編集部としては、首脳陣の慧眼と信頼に結果で応え、今やAEWの屋台骨を支える大黒柱の一人となったキャシディの軌跡に、プロレスにおける長期的なストーリーテリングの醍醐味を改めて感じずにはいられません。
(Fightful)
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